俺 どないしたらええネン アホ | 鼻たれ40何処へ行く・・・

俺 どないしたらええネン アホ

25年前・・・

大学を卒業した俺はとある会社に入社した。

毎日毎日退屈な仕事、疲れる体・・・

社会ってこんなものなのか・・・

未来にうんざりしたことを覚えている。


ただ・・・

たまにヘルプをたのまれる先輩との仕事は新鮮やった。

変に楽しかった。

いろんな事を教えてもろた!

酒の飲み方の基本は先輩やった。

ファッションも先輩がお手本やった。

女の口説き方・・・

女の愛し方・・・

仕事の流儀も知識も・・・

全部、先輩やった・・・


お互い違う会社になってからも

まったく同じように家族ぐるみで付き合ってきた。


自分のよりどころは先輩やった・・・

そういえば先輩とは半年近く会ってない。

電話せなアカンなぁ と思ってた。


そんなある日、先輩から着信。

「hanatareさん 私・・・ 驚かんと聞いてな・・・」

先輩の奥さんやった・・・


瞬間、直感した・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



もう涙が止まらへんかった。

たのむから、ウソや!と言ってほしかった。

冗談やで!と言ってほしかった。



先輩は出張先のホテルで一人で逝った・・・

心筋梗塞・・・



いつか先輩に追いつきたい。

いつもそう思ってた。

追いつけへんやんけ アホ ボケ 





まだ受け止められへん自分がここにいる。